2013年02月17日

じゃすとあいであ

今日、人農地プランの懇談会に出席して、
地元農家の方や町側の意見交換を聞いてきた。

まだ農家として認められたワケでもなく、
農地も持たず、限られた農機具で細々と営農している
自分が、浅はかな知識で発言するなど危険極まりないと、
ジ〜っとしていた。

正直なところ、この制度の詳細云々よりも
参加者個々の「これからの農地の活用」に対する意識は何も見えない。
具体性にかける表面上だけの意欲論や、
深いところの根本的な感情論なども飛び交うが、
スタートしたばかりとはいえ、何の進展もないままに解散
となった気がする。

新規就農者、又は生産法人などが担い手営農の中心となり、
マッチングを図ろうとする内容だが、これはかなりムズカシイだろう。
と思った。

しかし、無知な自分だから思い浮かぶアイデアもある。
(あの場では発言しなかったが…)

「農地を集約してド〜ンと大規模経営に転換し結果を出す」
1番に求められる人材はこのプランを実行し結果を出せる農業者。
であるが、ネズミのようにチョロチョロやってるオイラみたいな
小規模農業者には、ハードルが高すぎる。
「大きなリスク」を背負って、見知らぬ土地で農業をはじめるってのは
ソレそーとーの覚悟(気持ち)と金もいる。やはり企業体の参入が当てはまろう。
旗揚げする存在を見つけるには極めて困難であると考える。と同時に、
借り手がデカイと貸し手も身構え、守りに入る傾向は否めない。

だったらば、小さい農地でも構わない、むしろそれくらいの規模で
農業をやってみたい人に注目したプランを構築したらどーだろーと思う。
10ha管理する1大規模農業者に手招きするより、
50a管理できる意欲ある若手農業者20人に農地斡旋した方が担い手は増える。

近年少しづつ農業にスポットが当たってきたような風潮もあり、
興味のある若者は増えていると思う。
でも「やってみたいけど出来ない」理由の1つは
当たり前だが、農地の確保だ。地ベタが無ければ我々は何も出来ない。
個人で農地の情報を得るには町役場に情報提供を求めるか、
示談で農家さんに話を聞くくらいなもので、窓口のような機関も少なく、
なかなか情報収集しにくいのが、今だ現状だ。窓口に出向いても、
一般人では話の進展はなく、
「どーせ見ず知らずの他所者には貸してくれる人なんかいない」
と諦める方が多いハズ。

アクションを起こすには、まず情報の開示が必要だと考える。
賃貸物件のように、
SUUMOのように、
どの土地にどんな物件(農地)があり、地代はいくらなのか?
設備はどーなってるのか?とか。
ソレを見つけられる手段が増えれば、当然借り手も増えるはず。
あとは賃借の詳細なルールをしっかり決めればいい。
農地法云々で色々なシガラミや規制があるだろうから、
そー簡単にいくとは思えないが、1歩は進める。

しかしまー、ズラズラと書いてみたものの、
人が集まると色々な輩もいるもので、
気軽にはじめて
飽きたから辞めて、草ぼーぼー
では困るから地主さんもなかなか手を広げない。のもわかる。

しかし、このままでいーワケない。
既に未管理ぼーぼー地帯を解消するには、
意欲的に農業に取り組み管理できる人間を受け入れる必要がある。

貸し手も借り手も
本気になって考え、実行しないとイカンのでしょう。
最後は鍵は「人と人」だ。









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